プロフィール

Pooh Kumaken 


自己紹介: 

本 名: クマ○ ケン○

年 齢: 認知症が進み不詳 (若くはない)

出身地: 神奈川県横浜市

職業: サラリーマン

特技: 昔の記憶力

最近のことはすぐ忘れてしまうのに、どういうわけか創成期の頃にやっていたテレビ番組や東京オリンピックで活躍した選手のことはよく覚えている。何しろ私が生まれた年にNHKのテレビが始まったのです。ですからテレビの申し子のように覚えています。赤胴鈴之助、月光仮面、少年ジェット、マリンコング。西部劇ではコルト45、幌馬車隊、テキサス決死隊etc。でも東京オリンピックが一番。その中でも陸上10000m決勝の最後の1周は超感動ものでした。大本命のクラーク(豪)が第1コーナーでミルズ(米)を肘鉄してトップに出たかと思いきやガムーディ(チュニジア)が第2コーナーで前を行く二人の真ん中をかき分けてトップに躍り出て首をふりふりバックストレッチを5mほど引き離し勝負あったかに思われた。ところが第4コーナーあたりでクラークがすぐ後ろまで追いついてもうどっちが勝つか分からなくなった。と思いきや二人にコースから吹っ飛ばされていたミルズが残り30mでクラークを、20mでガムーディを抜いてそのままゴールしたのには小学6年の私は大興奮。マラソンの円谷とヒートリーのデッドヒートも興奮したがこちらの方が断然感動ものだった。その後たくさんの感動シーンを見てきました。例えば札幌五輪の日の丸飛行隊、オールスターで江夏の9人全員三振、ミュンヘン五輪男子バレーボール絶体絶命からの大逆転で勝って金メダルを獲得した準決勝のブルガリア戦なんかすごかったが、やはりこの10000mがハラハラドキドキではずば抜けている。

記憶力のすごさを披露すると、この10000m円谷は6位入賞しました。それよりもっと感動したシーンがありました。他の選手が全員ゴールした後セイロン(今のスリランカ)のカルナナンダという選手が1人周回遅れでなんと3周もしたのでした。10月下旬の雨上がりの18時ごろ暗くなった国立競技場のライトを浴びながら黙々と走る姿にアナウンサーがエールを送っていました。でもそのアナウンサーですら間違えて「残り10m、ついにゴールです。あっいや、まだ1周残っていました。ちゃんと間違えずに走っています。立派です。」なんて言うもんだから私もついもらい泣きをしてしまいました。最後まで諦めずに走り切ったこの選手、一躍有名になって帰国する前に世田谷の小学校で講演をしたとこどもニュースでやっていました。どうです。私の記憶力、すごいでしょう。